「しんぶん赤旗」2012/
被爆から復興へ長崎の街並み
原爆資料館で写真展
 被爆から復興に向けた長崎市の街並みが分かる写真展が開かれています。企画展「『復興・長崎』被爆から6年後の旅」が5日から同市平野町の長崎原爆資料館で始まりました。来年1月30日まで。入場無料。

 同展は、旅行で長崎市を訪れた故・池田秀さん(撮影当時詩ホ)のアルバムをもとに企画したものです。池田さんは、長男が長崎市内で病院を開業していた関係で、原爆投下後の長崎の惨状を描き残そうと1947年と51年の2回に渡り、長崎を訪れたと言います。今回の写真47点すべて、51年8月に撮影されたものです。

 写真は、被爆から6年たった浦上天主堂を中心とした浦上地区の風景や活水学院、大浦天主堂や諏訪神社などが記録されています。爆心地周辺を描いたスケッチ10点も展示。被爆と復興の風景が感じられます。