「しんぶん赤旗」2013/08/16
長崎の街を精霊船進む
 盆の伝統行事で個人の死を悼む精霊(しょうろう)流しが15日、長崎市でありました。

 精霊流しは、仏教の行事で、盆提灯(ちょうちん)や造花などで飾り付けされた精霊船を大勢で動かします。精霊船は、ゆっくりと進み、かけ声がかかると、押し手は力を込め、速度を上げます。

 爆竹と鉦(しょう)の音が長崎の街のあちこちで鳴り響き、喧騒(けんそう)の中で精霊船は進みました。街は火薬の臭いと煙に包まれ、独特な雰囲気に満たされます。カメラを手にする観光客とは対照的に、道の片隅で祈る姿なども見られました。最後は精霊船を燃やしました。