「しんぶん赤旗」2013/08/10
長崎「あの日」から68年
高校生らが「人間の鎖」
 核兵器廃絶を求める署名を集めて国連に毎年届けている「高校生1万人署名活動」に取り組む高校生らが早朝、長崎市松山町の爆心地公園で核兵器廃絶と世界の恒久平和を訴える「若者早朝集会」を開きました。

 集会には、福島県南相馬市の高校4校の生徒や韓国・フィリピンなど海外の高校生も参加。原爆で亡くなった人々を追悼するため、原爆犠牲者追悼の碑に黙とうしました。

 約100人の参加者全員が追悼の碑を手をつないで囲む「人間の鎖」で核兵器廃絶を訴えました。「人間の鎖」では、追悼の碑を向いたり背を向けたり手をつないで碑の周りを歩きました。碑を向いた状態は「追悼」を、碑を背にした状態は「未来への平和を願う」を意味し、碑の周りを回る動きは「核兵器廃絶と世界の平和の流れをつくろうという意思」を示します。

 平和宣言文を読み上げ、「私たち若者が被爆者の思いをつないでいく」などの発言がありました。