「しんぶん赤旗」2013/08/10
実相を学ぶフォーラム
 長崎市は8、9日の両日、被爆体験講話や参加型の学習会を通して若者に長崎原爆を学んでもらう「青少年ピースフォーラム」を平和会館で開きました。

 フォーラムは1993年から毎年開催。全国の平和使節団の青少年と長崎の青少年とが一緒に被爆の実相や平和の大切さを感じ合う場となっています。

 6歳のときに爆心地から3・3キロ地点で被爆した八木道子さん(74)は、話の冒頭、「被爆者が世界からいなくなる日が必ず訪れる。今、私の話に耳を傾けてほしい」と呼びかけました。「どの国にも核兵器を使ってはダメ。原爆投下直後、11時3分を迎えることのできなかった子どもたちがいっぱいいることを忘れないでほしい」と語りました。