「しんぶん赤旗」2013/08/07
長崎市に到着
終結集会開く
国民平和大行進
 2013年原水爆禁止国民平和大行進の宮崎―長崎、沖縄―長崎、広島―長崎の3コースと長崎まで延長して歩いた富山―広島コースが6日、長崎市松山町の爆心地公園に到着、終結集会を開きました。

 中心碑を囲んだ集会では、長崎のうたごえ協議会のメンバーが「青い空は」などの歌声で歓迎。大木丈史(たけし)現地実行委員長は「この世界から核兵器と原発がなくなるまで、歩き続けることを誓う」とのべました。田上富久長崎市長ら県内自治体から激励のメッセージが寄せられました。長崎被災協の山田拓民事務局長もあいさつしました。

 通し行進者の五十嵐成臣さん(69)は「核兵器なくせ、原発なくせの運動を広げよう」とあいさつしました。

 同じく通し行進した横井霞(かすみ)さん(65)は「完歩したいという気持ちが強かった。長崎には何度か来ているが、通し行進者として歩いてくると印象がまるで違いますね」と話し、竹田昭彦さん(73)は「沿道の応援も多く寄せられました。原発事故以来、国民の意識が高まっており、核廃絶の運動の連動を感じました」と語りました。

 初めて参加した下平翔己(しょうご)さん(22)は「原爆の恐ろしさや核兵器なくせの思いを次の世代に伝えていきたい」と話しました。