「しんぶん赤旗」2013/07/30
躍進を担って 手記
真剣勝負の演説に激励
長崎選挙区候補 原口敏彦さん
 「2カ月も漁に出ていない」「燃油代の補助を何とかしてほしい」―。水産業の盛んな長崎県では燃油代高騰を招いた「アベノミクス」の弊害は顕著で、漁民や漁協幹部から悲痛な叫びがあがりました。私はこうした声を紹介し、デフレ不況から抜け出す、わが党の抜本的対案を語りました。

 選挙期間中、消費税増税に対する不安も渦巻いていました。「年金生活の私たちには、これ以上節約するところがありません。この上、消費税が増税されれば人間らしい暮らしは望めません」(松浦市の女性)、「これ以上消費税が上がったら店を閉じます」(商店主)などの悲鳴が寄せられ、あるとき、「原口さん、消費増税やめさせて!」と、高校生から声援が飛びました。

 民主党や「第三極」への失望から、共産党への期待も広がりました。長崎市での「七夕宣伝」では、「民主党はダメ、頑張れ共産党!」と短冊に書いてくれた高校生もいました。また、「民主党に裏切られた。今度は共産党と、まわりの人と話し合っている」との激励も寄せられました。

 今回、どこでも街頭演説に耳を傾けていただく姿がありました。それは有権者がどの党、候補者に1票を託すのかを真剣に模索している表れです。ですから候補者演説も真剣勝負、日々の努力が欠かせませんでした。演説を聞いて、「共産党に投票します」「『しんぶん赤旗』を読みたい」と声をかけていただいたことは、何よりの励みとなりました。