「しんぶん赤旗」2013/06/30
駆ける 参院選挙区候補
アベノミクス実態告発
長崎選挙区・原口敏彦さん(51)
 「核兵器廃絶・原発ゼロ・9条守れ。長崎の声を国会へ!」を掲げ奮闘する原口敏彦候補(51)。演説会での訴えは、「言葉が力強く共感できる」(大村市の28歳男性)と評判です。

 訴えの中心は、「アベノミクス」の告発です。多くの県民が「『アベノミクス』で景気が良くなったという実感はまったくない」と話しました。五島・壱岐・対馬など多くの離島を抱えているが故に強いられている高い輸送費追い打ちをかけた急激な円安による燃油代の高騰です。

 巨大メディアが「アベノミクス」ともてはやしてきた実態は庶民の暮らしの圧迫でした。「政治の歪みを正す」と訴えに力が入ります。

 長崎県の基幹産業は第1次産業です。「TPP(環太平洋連携協定)に参加すれば、県の試算で米は半減。日本一の長崎和牛は53%減。島原半島で盛んな養豚、酪農は100%壊滅」と断固阻止を強調します。消費税増税も実施されたら暮らしていけない、廃業に追い込まれると切実な問題です。消費税に頼らない別の道を語り、消費税増税阻止に全力を尽くしています。

 原発ゼロをめざして長崎市で毎週金曜に1年以上続く「あじさい行動」に積極的に参加。被爆地・長崎から原発即時ゼロ、自然エネルギーへの転換を求めています。

 九州電波監理局職員だった30年前、熊本から長崎に転勤となり、「平和活動に取り組みたい」との思いを強くしたと言います。長崎で被爆し、半身不随になりながらも車いすで語り部として活動を続けた渡辺千恵子さんが半生を記した『長崎に生きる』に感動したからです。県原水協役員時代は、平和公園で毎週署名活動に立ちました。「平和と核兵器廃絶を求めて活動するのが、長崎で生きてきた私の原点です」と語り、9条守れを訴えます。

 ムダな石木ダム、有明海を壊した諫早湾干拓事業、長崎「新幹線」。「どれも緊迫した状況だが『待った』をかけられるのは、日本共産党の原口敏彦しかいません。みなさんと協力して頑張っていきたい」と決意を語ります。