「しんぶん赤旗」2013/06/27
大瀬戸斎場存続 西海市長に署名
市民団体
 長崎県西海市の「大瀬戸斎場存続を求める会」は24日、斎場存続を求める署名3692人分を田中隆一市長に手渡しました。日本共産党の渕瀬栄子市議が同席しました。

 西海市の斎場は現在、西海町と大瀬戸町の2カ所しかありませんが、市は大瀬戸斎場廃止(2014年3月末予定)統合計画を進めています。「会」は、利便性の低下や葬儀の風習が変わることへの懸念、地元の公共施設が次々になくなっていくとして、5月下旬から署名運動に取り組みました。1カ月で集めた署名は人口約3万人の西海市の12%にあたり、大瀬戸町の有権者の過半数にあたる数です。

 田中市長は「廃止を強行することはしない。市民の理解を得たい」とのべ、廃止ありきの姿勢に住民の反発を買い、実現していなかった住民説明会を開くことを明言しました。

 同日の市議会本会議で市斎場再整備事業を計上した一般会計補正予算に対する採決が行われ、反対は渕瀬氏だけでした。