「しんぶん赤旗」2013/05/25
佐世保 米兵女性暴行事件に抗議
原水協など再発防止を市長に要請
 米海軍佐世保基地(長崎県佐世保市)の米兵2人が基地の外で日本人女性に性的暴行をしたとの報道を受け、佐世保原水協(理事長=山下千秋日本共産党市議)、佐世保市平和委員会(篠崎義彦会長)、新日本婦人の会佐世保支部(真如詠子支部長)は24日、徹底した真相解明を朝長則男市長に申し入れました。

 報道によると、2人の米兵は同基地に配備されている強襲揚陸艦ボノム・リシャールの乗組員。起訴や告訴はされておらず、日本の当局と米海軍が性的暴行の容疑で取り調べに当たっているとされます。

 申し入れでは、取り調べ次第で無罪放免の可能性も示唆されているとして、@毅然と国家主権が発揮されているかA第一報が「星条旗」紙で米軍側からだけB市民と女性の人権・安全を守るための具体策が取られているのか不明―の3点を指摘。真相解明のために市長が関係機関に強く働きかけるよう求めました。

 山下氏は「申し入れを長崎県警に伝えてほしい」と要請。市側は「基本的には米軍の調査を待ちたい」と回答しました。真如氏は「市民の安全を守る佐世保市であってほしい」とのべ、米兵犯罪防止を強く要求しました。