「しんぶん赤旗」2013/05/10
「被爆の原点、立ち返り」
原水協が核兵器廃絶行動
 長崎県原水協は9日、「核兵器全面禁止のアピール」署名を呼びかける「6・9行動」に長崎市松山町の平和公園で7人が取り組み、署名95人分が寄せられました。

 原爆写真パネルを展示しての行動。修学旅行の中学生が多く署名に応じました。

 署名した女性(22)は「私も修学旅行で長崎に来たことがある。(写真パネルを見て)原爆は怖い、核兵器はやめてほしい。核兵器廃絶の運動を進めてほしい」と語りました。

 署名行動では、「核兵器の非人道性」を指摘した共同声明に日本政府が賛同しなかったことを伝えるビラを配りました。県原水協の佐藤澄人事務局長は、「なぜ賛同しないのか」「今こそ命がけで核兵器廃絶の運動をやらなければ」との声があったとして、「憲法改悪の動きがあるが、広島・長崎でなぜ多くの市民が亡くならなければならなかったのか。被爆の原点に立ち返って取り組まなければならない」と語りました。