「しんぶん赤旗」2013/03/14
米揚陸艇運用やめよ
西海市に共産党申し入れ
 日本共産党長崎県西海市委員会は11日、米海軍佐世保基地のエアクッション型揚陸艇(LCAC)の運用中止を求めるよう西海市に申し入れました。

 九州防衛局は8日、LCACが同市北東の横瀬新駐機場に移転し、運用を開始するのを機に、米海軍が行っていたLCAC運用の事前通知を一方的にやめる方針を公表しました。事前通知は、船舶の安全航行・漁業の安全操業・騒音測定実施のために不可欠で、市と九州防衛局の結んだ「協定書」にも反するものです。

 ふちせ栄子市委員長(市議候補)と南部地区委員会の内田隆英氏は、@米海軍側に事前通知廃止を撤回させるA事前通知なしに運用することは認めないB米海軍との協定を取り交わさないまま運用を認めない―として、運用中止を迫りました。

 田中隆一市長は「市は米海軍に直接交渉権を持たない」としつつも、「オスプレイ問題と一緒で、住民の意向と違うことをされる。協定を守らせることに力を尽くしたい」とのべました。