「しんぶん赤旗」2013/02/23
憲法生かす世界外交を
長崎で学習交流会
 憲法改悪阻止長崎県共同センターは21日、学習交流会「憲法が危ない!」を長崎市で開き、約20人が参加しました。

 代表委員の塩塚二朗県労連議長は、国会で改憲派勢力が多数を占める現状に警鐘を鳴らし、「憲法を生かした世界外交が本当の意味での信頼を得る」とあいさつしました。平井秀治事務局長から「憲法闘争の発展をめざす全国交流集会」の報告がありました。

 長崎大学環境科学部の冨塚明准教授が「憲法の基本理念捨てた自民党『新憲法』草案」と題して講演。天皇を元首と仰ぎ、日本を戦争のできる国にしようとする自民党の「新憲法」草案について解説しました。冨塚氏は「前文に戦争の反省がない。『戦争の放棄』を放棄している」と批判。外国のメディアが「民主主義が危ない」と指摘している点も強調し、「もっと現行憲法を生かす方法を考えていく必要がある」と話しました。