「しんぶん赤旗」2013/01/20
自由・民主主義守り抜く
市長銃撃23年 長崎市民が集い
 自治労連長崎市役所従業員組合は18日、「第23回自由と民主主義を願う市民のつどい」を長崎市で開き、約50人が参加しました。

 集会は1990年1月18日に当時の本島等長崎市長が「天皇にも戦争責任はあると思う」との発言によって市役所で右翼暴力団幹部に銃撃された事件に対し、この日を忘れず、言論の自由と民主主義を守りぬくことを誓い合おうと開かれているものです。

 大阪市「思想調査アンケート」裁判原告団長の永谷孝代さんが「橋下(徹)大阪市長の進める反動市政との大阪市労組のたたかい」と題して講演。永谷さんは、思想調査アンケートに象徴される橋下市政の憲法無視・人権侵害の実態を告発。裁判支援のたたかいの広がりを紹介し、「この裁判は憲法裁判です。憲法は安心の礎で、自治体職員は市民のためにその先頭に立たなければなりません」と訴えました。

 本島氏があいさつし、「自由と民主主義は人類の基本的な責任・義務・権利であり、これをいかに守っていくかが問われている」とのべました。