「しんぶん赤旗」2013/01/20
長崎市民の会
要求書を提出
 くらしと地域を考える長崎市民の会(吉田省三代表委員)は18日、今年度の政策要求書を長崎市に提出しました。

 政策要求は毎年行っており、市民の声を基に医療、社会保障、教育、被爆者援護など10分野90項目の改善を求めました。吉田氏は「現在の長崎市政は憲法に沿っていない」とのべ、住民の福祉の増進を図る自治体本来の役割を強調しました。

 8人が各分野での重点改善項目を説明しました。社会保障制度では、ケースワーカーの不足を指摘し、早期解決を要求。教育では、体罰問題の実態把握に努めることを要請しました。合併町の問題では、人口流出への歯止めを求め、憲法の問題では、吉田氏が「長崎から9条を変える動きに反対してほしい」と訴えました。

 応対した山口伸一総合企画室長は「市独自の制度を使って医療、社会保障などは検討したい。合併町の問題には、若者に雇用の場をつくることで改善したい」とのべました。