「しんぶん赤旗」2013/01/09
“犬友達が「日曜版読みます」”
長崎市・古木泰男さん
 長崎市在住で名誉県委員の古木泰男さん(81)は、犬を散歩させているときよく一緒になり、立ち話などをしていた“犬友達”に昨年末、「赤旗」日刊紙と日曜版の見本紙を届けていました。新年のあいさつで「日曜版を読ませていただきます」との返事が届きました。

 2人は犬同士の仲が良く、互いの犬をほめあう間柄でした。党や政治の話は一度もしたことがなく、昨年12月の総選挙の前、古木さんが家に張り出した政党ポスターを見て「私の気持ちはお宅のポスターと同じです。1議席でも増やしてください」と声をかけてきたのが最初です。

 選挙結果が出たあと、なかなか会う機会がなかった古木さんは、「赤旗」西日本のページに載った「共産党への重い1票」の記事の切り抜きに一言添えて、男性宅のポストに投函(とうかん)しました。その1週間後、「いまの政治は高齢者に冷たく、暮らしは大変です。記事に書いてあることは私の思いとまったく同じ」と連絡がありました。犬仲間から「党のつながり」に発展しました。

 「国民に溶け込み結びつく力」を強調した志位和夫委員長の党旗開きあいさつを「感動をもって受け止めた」と古木さん。長年、三菱重工長崎造船所の労働組合で活動し、分断された労働者と溶けあい、資本家とたたかうためにスクラムを組む努力を重ねてきた往年の活動と重なりあったからです。「総選挙では、国民から本当に頼りにされるところまでいけてはいなかった。参院選に向けて『国民に溶け込み結びつく力』をつけることが非常に大事だと思いました」と話しています。