「しんぶん赤旗」2012/14/22
原発廃絶へ共に
 長崎市従組つどいで安斎氏

  長崎市役所従業員組合は19日、「自由と民主主義を願う市民のつどい」を長崎市内で開きました。

 「つどい」は、天皇の戦争責任を問う発言した当時の本島等市長が1990年1月18日に右翼暴力団から銃撃された事件を忘れず、言論の自由と民主主義を守る大切さを訴えるために毎年開催されているもので、約150人が参加しました。

 安斎育郎立命館大学名誉教授は「『原子力村』から見えた自由と民主主義の風景」と題して講演。
 原発推進を促進してきたアメリカ・日本政府・電力資本・官僚・御用学者・マスメディアなどによる「原発利益共同体」の解体論議に向かわせようとしない巻き返しの強さを警告し、「原発は廃絶する以外ない。放射線の被害を受けるのは子どもや孫の世代です」と訴えました。