「しんぶん赤旗」2012/12/21
“被爆体験語り継いで”
県原水協 見舞金を届け懇談
 長崎県原水協は20日、長崎市内の原爆ホーム「恵の丘」を訪れ、被爆者に見舞金を贈りました。毎年行っているもので、見舞金は施設拡充などに使われています。

 訪問したのは県原水協の佐藤澄人事務局長、新日本婦人の会県本部の前田保子会長、青年平和活動団体・P―NATS(ピーナッツ)の川口幸江さん。被爆者らが笑顔で迎え、佐藤さんらが全国から寄せられた見舞金を手渡しました。

 懇談で佐藤さんは、核兵器を持つべきだという発言が公然と語られ始めたことに危惧しているとして、「被爆体験は文章だけではわからない部分が多い。子どもたちに伝えていかなければ」と話しました。

 川口さんが「自分たちが引き継いでいかなければならない」と青年の立場から発言すると、堤房代施設長は「子どもたちの心に残っていく」と被爆体験の継承の重要性を語りました。