「しんぶん赤旗」2012/12/03
和解協議実現めざす
諫早市 開門へ決起集会

 諫早湾の干潟を守る諫早地区共同センターと「よみがえれ!有明海訴訟」を支援する長崎の会は1日、「12・1諫早決起集会 開門への和解協議を実現しよう!」を長崎県諫早市で開き、約60人が参加しました。

 「よみがえれ!有明訴訟」弁護団の堀良一弁護士は、「開門5年経ったら閉める」と国が言ったことを批判。「国は地元の不安をあおり、最小限の開門にとどめ、開門調査を形式的なもので終わらせようとしている。諫早湾干拓事業が有明海の漁業被害に影響を与えている事実をきちんとした開門調査によって確かめる必要がある」とのべ、国と長崎県を和解協議に同席させ、漁業被害が少ない「5月開門」を徹底して求めていく方針を示しました。

 日本共産党の堀江ひとみ県議は、県議会の一般質問で中村法道知事に「和解協議に参加すべきだ」と追及したことを紹介しました。

 漁民6人は、漁獲量の激減など漁業被害の実態を訴えました。小長井漁協の松永秀則さんは「諫早市議会にも漁民の窮状をわかってもらいたい」とのべ、議会に具体的な行動を示す必要性を訴えました。

 日本共産党の矢崎かつみ衆院長崎2区候補も参加しました。