「しんぶん赤旗」2012/12/01
払えない消費税
増税中止の願い込め共産党を応援
諫早市

 「まともなのは共産党だけ。共産党に期待したい」と長崎県諫早市の電気工事業Aさん(63)は力を込めます。消費税に苦しめられる中小業者の悲鳴と怒りからです。

 Aさんは「消費税の課税ラインが売上3000万円以上から1000万円以上に引き下げられたここ10年で苦しくなった」と言います。「開業して35年。単価は下げられ、受注金額は原価を下回るばかりで利益が出ない。元請けから消費税分を負けろと言われれば従うだけで転嫁できない」と深刻な現状を語ります。

 諫早市の同業者Bさん(71)も「不安で夜中に目が覚め、心配で眠れなくなる。毎晩のように続く地獄」と、納税時期のつらさを表現します。「消費税は借金してでも払う必要がある。でも、銀行は貸してくれない。中小業者はこんなにも苦しんでいるのに、大企業は1円も負担せず、戻し税まである。大企業優遇の政治に対する怒りは強い」と語ります。

 「資金繰りが厳しく、後継者も育たない。やめようと何度も思った。民商にいたから頑張れた」とAさん。「長崎2区の矢崎かつみさんは同じ民商の仲間。我々の怒りをぶつけるのは総選挙しかない。消費税増税中止の願いを込めて応援したい」と2人は話しました。