「しんぶん赤旗」2012/11/16
原発はもうやめよう
党県委員会 九電支社に値上げ中止要請

 日本共産党長崎県委員会は14日、長崎市の九州電力長崎支社を訪れ、玄海原発の廃炉と電気料金値上げ計画中止を申し入れました。

 堀江ひとみ県議、牧山隆衆院長崎1区候補、石川悟衆院長崎4区候補ら市議・候補8人が参加。要請に対する見解をただしました。

 九電の広報課職員は「今夏を原発なしで乗り切ったのは事実だが、国民の節電努力など条件が重なった結果にすぎず、値上げは仕方がない」とのべました。牧山氏は九電の巨額な寄付金を取り上げ、「地域支配のための寄付金をバラまきながらの値上げは言語道断」と指摘しました。

 石川氏は「国民の節電努力に感謝した結果が値上げか」と批判し、九州の豊富な自然エネルギーの活用を主張。九電側の「自然エネルギーは不安定」との見解に、石川氏は「一度事故が起こればその地域に人が住めなくなる原発こそ不安定」と強調しました。