「しんぶん赤旗」2012/10/21
銃かかげ市民を威圧
自衛隊が武装パレード 大村市

 長崎県大村市の自衛隊大村駐屯地は20日、市民が反対する中、市中での武装パレードを強行しました。

 同駐屯地は、創立記念日に合わせて20・21の両日に武装パレードと模擬戦を計画。16日には日本共産党大村市委員会が、周辺住民が「大騒音で迷惑」と反対の声が上がっているとして中止を申し入れましたが、聞き入れられませんでした。

 同駐屯地は「パレードは日頃の訓練の披露」としていますが、市民を威嚇(いかく)する銃をかざした完全武装でパレード。迷彩服が並び立ち、ヘリコプターが飛び交う中、銃を掲げて行進する姿は、戦争に行く軍隊そのものです。模擬戦では、駐屯地のグラウンドでヘリコプターの離発着訓練も実施。騒音と不安に近隣住民はさいなまれています。

 党大村市委員会の久野正義委員長は「威圧するような行軍は平和憲法に似合わない。街の真ん中にある部隊なので遠慮すべきではないか」とのべました。