「しんぶん赤旗」2012/10/18
石木ダムの水量過大
長崎県議会 堀江議員が指摘

 長崎県議会は15日、石木ダム事業認定手続きの進展や自衛隊の強化整備、カジノを含む統合型リゾート実現を求める意見書をそれぞれ自民、公明、民主などの賛成多数で可決しました。日本共産党の堀江ひとみ県議は反対討論に立ちました。

 石木ダム問題で堀江県議は「石木ダム計画も含めた佐世保市の水需要予測は一日13万トン。人口が約2倍ある長崎市の使用水量と同じで、過大な需要設定であるのは明らか」と指摘しました。

 自衛隊強化問題で堀江県議は「領土問題を口実にするのは緊張の高まりを招く」と批判。領土問題での党の見解を示し、「最悪の事態にならないようにするのが政治の役割」と主張しました。

 カジノ問題で、堀江県議はカジノによって経済活性化を図るとする主張について「本末転倒」とのべ、「地場産業・第一次産業支援に全力を尽くすべきです」と訴えました。