「しんぶん赤旗」2012/10/16
竹の上でケーン
竹ん芸披露

 長崎市・若宮稲荷神社の伝統芸能「竹ん芸」が14、15の両日、披露されました。

 竹ん芸は、高さ10メートル余りの竹のさおを2本立て、男狐(きつね)・女狐の白狐の面をつけた2人の若者が竹の上で曲芸をする行事です。お囃子(はやし)につられて竹林で遊ぶ狐の姿を模した曲芸で、国の選択無形民俗文化財と長崎市の無形民俗文化財に指定されています。

 14日は日曜日ということもあって、多くの見物客でにぎわいました。秋空の下、竹に登って縦横無尽に動き回るさまは、本物の狐以上。お囃子の調子に乗って披露される軽快な動きに、歓声と拍手が沸きました。