「しんぶん赤旗」2012/10/08
龍 勇壮に
長崎くんち

 秋の伝統行事・長崎くんちが7日早朝、始まりました。

 今年注目の演し物(だしもの)は、籠町の龍(じゃ)踊り。龍を操る10人の龍衆が「宝珠」と呼ばれる黄金の玉を追う様子を表現した踊りで、県の無形民俗文化財に指定されています。勇壮に踊る龍は本物の生き物のよう。観客は「モッテコーイ」とアンコールのかけ声を響かせました。

 本踊り(今博多町)、川船(魚の町)、獅子踊り(玉園町)、オランダ船(江戸町)と踊町(おどりちょう)の多彩な演し物が奉納されました。踊町が市内の各所を回って演し物を披露する庭先回りも行われます。

 長崎くんちは中日を挟み、後日(あとび)である9日のお上りまでにぎわいます。