「しんぶん赤旗」2012/10/07
神浦ダム水源保全求め集会
長崎市で開く

 くらしと地域を考える長崎市民の会(吉田省三代表委員)は4日、「神浦(こうのうら)ダム水源保全を求める市民集会」を長崎市で開き、約25人が参加しました。

 集会は、長崎市の水道水の4割を供給している神浦ダムから約2キロ上流にあった三方山(さんぽうざん)廃棄物処分場への不法投棄が原因と見られる水銀などの水汚染問題の解決を訴えて開かれたものです。

 事務局の山本誠一氏(日本共産党元市議)は開会のあいさつで、問題解決へ住民運動の必要性を訴えました。

 吉田氏は、元産廃処分場の移設や三方山水源保全委員会の継続要求など水源保全のための8項目の提言案を解説。三方山水源保全委員の一人の戸田清教授(長崎大学環境科学部)が提言案の補足と会場からの質問に答えました。「委員会の継続は可能なのか」との質問に、戸田氏は「継続組織をつくりたいが、市民の声が必要」と語りました。