「共同訓練中止を」
佐世保市の原水協と平和委員会が申し入れ

 佐世保市の原水協(山下千秋理事長、同市議)と平和委員会(篠崎義彦会長)は23日、佐世保市の陸上自衛隊相浦駐屯地に、米軍戦争支援のための共同訓練参加をただちに中止することを申し入れました。

 4月の日米安全保障協議委員会(2プラス2=外務軍事閣僚会議)では、「2国間の動的防衛協力が抑止力を強化する」として、日米共同訓練などをすすめると合意。9月26日までの約5週間、アメリカの戦略拠点であるグアムやテニアンで初の「島嶼(とうしょ)防衛」訓練を行うことに対し、自衛隊が米軍と共同訓練を行うことで日米軍事同盟を侵略的変質することを危険視し、申し入れたものです。

 山下氏が「島嶼防衛というが、そこはグアム、テニアンであり、いずれも米軍の重要な戦略拠点ばかり。どうして専守防衛の自衛隊がアメリカ領土を守るのか」と詰め寄ると、渡邊健一第3教育団総務科長は「私では回答できない。必ず上級にはお伝えする」との返答にとどまりました。