「しんぶん赤旗」2012/07/17
池島アーバンマイン整理解雇
認めない対応を
長崎市に共産党申し入れ

 日本共産党長崎県南部地区委員会は13日、池島炭鉱跡で事業を展開している池島アーバンマインの整理解雇を認めない対応を長崎市に申し入れました。

 三井松島産業(福岡市)は12日、子会社の池島アーバンマイン社のニッケル合金鉄製造事業の休止と従業員78人のうち65人を整理解雇することを決定しました。同社は産炭地基金約10億4000万円と市から企業立地奨励金3150万円の交付を受けており、党地区委員会が「09年9月の操業開始からわずか3年足らずの休止。多くの従業員を解雇することは認められない」と申し入れたものです。

 申し入れには、牧山隆委員長(衆院長崎1区候補)、津村国弘、内田隆英、中西敦信の前市議4氏が出席。牧山氏は「65人の解雇は人口300人の池島にとって大問題。島の人口激減にもつながる」と指摘。「従業員相談窓口」の設置を求めると、市は「しっかりした対応を検討していきたい」と答えました。