「しんぶん赤旗」2012/07/13
オスプレイ配備中止を求める
原水協・平和委が市に要望
佐世保市

 長崎県佐世保市の原水協と平和委員会は12日、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの米海兵隊普天間基地への配備中止を日本政府に求めるよう、市に申し入れました。

 申し入れには、原水協理事長の山下千秋日本共産党市議と平和委員会の篠崎義彦会長ら5人が出席。4月に米海軍佐世保基地に配備された強襲揚陸艦ボノム・リシャールがオスプレイ搭載可能な設備更新をしていることから、佐世保が侵略基地の役割を担わされるとして市の対応をただしました。

 山下氏は「安全性に懸念があり、長崎県をはじめ多くの自治体が反対している。配備中止を求めるべきだ」と指摘。末竹健志副市長は「公開された環境レビューでは佐世保市での航空訓練にふれられていないので具体的な運用計画はないと思っている」としつつ、「オスプレイは欠陥機の可能性が高いと認識している。疑問が生じたら政府に説明を求めていきたい」と語りました。

 山下氏がオスプレイに対する市民の不安を代弁すると、末竹氏は「市民の安全に配慮して対応する」と明言しました。同席した石川悟衆院長崎4区候補は「沖縄・岩国と足並みをそろえて配備反対を求めてほしい」と要望しました。