「しんぶん赤旗」2012/06/29
2012国民平和大行進
平和公園を出発 長崎市

 原水爆禁止国民平和大行進「長崎―広島コース」は28日、長崎市松山町・平和公園の平和祈念像前から出発しました。

 出発式で千北昌幸実行委員長(長崎県国家公務員労働組合連合会)は「原爆被害の実態を被爆者から教えられた。今なお、被爆で苦しむ人のために一歩一歩、歩いて、核兵器廃絶の転換点にするために歩きましょう」とあいさつしました。

 長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長は、「被爆体験者」の訴えを棄却した25日の長崎地裁判決を批判するとともに「みなさんの一歩一歩を励みに頑張ります」とのべました。

 田上富久長崎市長が「一人でも多く、核兵器の非人道性を知ってもらいたい」とのメッセージを寄せ、中村法道知事からも平和行進を激励する言葉が届きました。

 通し行進者の東よね子さん(63)=大村市=は「年を重ねるごとに平和の大切さを感じています。平和の良さを伝えるためにみなさん、頑張りましょう」と呼びかけました。