「しんぶん赤旗」2012/06/27
石木ダム強制収用許されぬ
長崎知事を堀江県議ただす

 日本共産党の堀江ひとみ長崎県議は、22日の県議会の予算決算委員会総括質疑で石木ダムの強制収用問題と体育支援派遣事業について質問しました。

 住民の反対運動の続く石木ダムについて堀江県議は「機動隊を動員して県民を排除した30年前の強制測量の記録映像を見たことがあるが、二度とこうした事態をつくってはならない」とのべ、中村法道知事をただしました。中村知事は「強制収用について、今は判断していない」と答弁しました。

 体育支援派遣事業は、子どもたちの体力の向上と運動の慣習化を図る目的で、体育の授業で運動器具を使い、手本も示しながら運動のやり方を指導する人員を学校に配置する事業です。堀江県議はその効果を紹介し、財源問題を質問。県教育長の「一般財源では難しい」との答弁に、堀江県議は「必要な財源は県も用意する必要がある」と質問しました。中村知事は「相談して参りたい」と答えました。