「しんぶん赤旗」2012/06/24
西海市
透析交通費の助成減額中止
共産党要望に市長が答える

 日本共産党長崎県南部地区委員会の渕瀬栄子西海市委員長は22日、市民からの要望を西海市に申し入れました。

 渕瀬氏は「市立病院を民間移譲した診療所には、市から多額の補助金や貸付金が助成されながら、人工透析治療や救急医療など計画通り開始されていない。医師を確保し、地域医療を充実してほしい」と要望。田中隆一市長は「人工透析治療は7月2日から開始される見通し」と答えました。

 渕瀬氏は「人工透析患者に支給されている交通費助成が、市内での治療開始を理由に4月から1万円に減らされている」と指摘。田中市長は「従来通り支給している」と回答したものの、職員の確認で支給されていない事実が判明し、4万8000円に戻すことになりました。

 し尿処理中継施設問題で田中市長は、「民間事業者が設置したとはいえ、市外からの搬入物であり、市民の理解を得る必要があった」と謝罪。「住民から白紙撤回が求められている」と話しました。