「しんぶん赤旗」2012/06/20
長崎県議会
開門求める声聞く
諫早干拓 堀江議員に知事答弁

 堀江ひとみ長崎県議は18日、6月定例議会一般質問を行いました。

 堀江県議は、民自公3党が「社会保障と税の一体改革法案」の「修正」協議で合意したことを受け、「消費税は所得の低い人ほど負担が重くなり、県民の暮らしはますます厳しくなる。県民の暮らしと地域経済を守るために、消費税増税中止を国に求める考えはないか」とただしました。中村法道知事は「社会保障の財源のために消費税増税は必要」との見解を示しながらも「低所得者には特段の配慮を要する」と消費税増税が県民の負担増となることを認めました。

 諫早湾干拓問題で堀江県議は、開門を求める漁民の切実な声を紹介し、「開門反対の声だけを聞くのではなく、開門を求める声も知事は直接聞くべきだ」と求めました。これに対し、中村知事は「開門を求める人と一切会わないとは言っていない。県内漁民のみなさんとは日程が合えば会って話を聞かせてもらう」と答弁しました。