「しんぶん赤旗」2012/06/14
公共サービス守り隊が集い
長崎市

 長崎の労組・民主団体でつくる公共サービス守り隊は9日、県民の安全・安心と公共サービスを考える「ナガサキ公開ミーティング」を長崎市で開き、約130人が参加しました。

 一橋大学名誉教授の渡辺治氏が「私たちのくらしは変えられる!〜新たな福祉国家の展望」と題し講演しました。渡辺氏は「野田政権の追求する政治は構造改革路線への回帰」と指摘。「構造改革の政治をやめてほしい」との声で政権交代したはずの民主党が構造改革の道を突き進んでいるとして、消費税増税と社会保障費削減、法人負担の軽減を同時に行う「一体改革」、地方分権の名のもとに国の責任を丸投げする「地域主権改革」を批判し、「政治を変え、新自由主義・構造改革は終わらせるべきだ」と訴えました。