「しんぶん赤旗」2012/03/18
「新幹線」より暮らしに
長崎県予算可決 堀江県議が反対討論

 長崎県議会は、16日の本会議で2012年度県一般会計予算案を自民・民主・公明などの賛成多数で可決しました。日本共産党の堀江ひとみ県議は反対討論に立ち、石木ダムや「新幹線」、県庁舎移転など大型公共事業よりも、暮らし、福祉、教育の充実を求めました。

 予算案について堀江県議は「認可外保育施設への支援の充実、乳幼児医療費助成事業の現物給付制度の実施、高校授業料無償化のための措置など、県民の願いに応えた部分については当然、賛成」とのべる一方で、ムダ遣いの@石木ダム建設事業10億500万円A長崎「新幹線」建設事業46億5238万円B県庁舎新築移転関連の新年度3億7453万円と翌年度1億4618万円C諫早湾干拓事業33億6657万円―を指摘。「県民の反対が強い不要・不急の公共事業は見直すべきだ」と強調しました。