「しんぶん赤旗」2012/02/17
アピール署名1周年でつどい
長崎県原水協
 長崎県原水協は15日、「核兵器全面禁止のアピール」署名1周年のつどいを長崎市で開き、約90人が参加しました。

 県原水協の片山明吉代表理事は、多くの首長が署名に賛同している状況を報告。「長崎の流れを多くの人に伝えることが運動成功のカギ」とのべました。

 日本原水協の土田弥生事務局次長は「『核兵器のない世界へ』扉を開くアピール署名」と題し講演。「ウィーンで開く『原爆展』に呼応して日本全国の自治体で開く『被爆写真パネル展』が注目されている。長崎市長の協力を得て一歩を踏み出した長崎から運動を広げてほしい」とのべました。

 高校生1万人署名活動の高校生らも発言。「東日本大震災の福島県からも高校生平和大使を派遣したい」とのべました。長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長は「国家補償の被爆者援護法の制定を被爆者が生きているうちに実現したい」とのべました。

 田上富久市長から連帯メッセージが寄せられました。

 つどいに参加した長崎民医連の山口喜久雄さん(55)は「未来は私たちの行動次第。自らの手で核兵器のない明るい未来を引き寄せたいです」と語りました。