「しんぶん赤旗」2012/02/15
核兵器禁止新アピール署名
田上市長「一緒にやりたい」
県原水協が要請

 「核兵器全面禁止のアピール」署名(新アピール署名)発表から1年を前に、長崎県原水協の大矢正人代表理事らは10日、長崎市役所に田上富久市長を訪ね、「被爆写真パネル展」開催と「核兵器全面禁止アピール」署名への協力を要請しました。


 「被爆写真パネル展」は、4月末に核不拡散条約(NPT)再検討会議第1回準備委員会が開かれるオーストラリア・ウィーンでの「原爆展」に呼応して日本原水協が呼びかけている日本国内での「原爆展」の一環です。

 大矢氏は、原水爆禁止世界大会での連帯のあいさつに謝辞をのべ、この間の取り組みを報告。そのうえで、@「被爆写真パネル展」の展示場所への協力A長崎原爆資料館に「平和市長会議」の署名に加え、核兵器禁止条約の交渉開始を求める「新アピール署名」のコーナーを設置し、「被爆写真パネル展」でも署名コーナーを設ける―の2点を要請しました。

 田上市長は「アピール署名の運動は、平和市長会議のめざす方向と同じです。署名は市民の意思を表明するツールとして大事であり、国際的にも大きな変化がある時期で、今がチャンス。協力というよりも一緒にやっていきたいですね」と語りました。