「しんぶん赤旗」2012/02/08
佐世保市
日出生台演習場へ弾薬陸上輸送
平和団体が抗議集会
 長崎県佐世保市の原水協と平和委員会は7日、大分県・日出生台演習場で在沖米海兵隊が実施する実弾砲撃演習に使用する弾薬の陸上輸送に抗議する集会を佐世保市で行いました。

 実弾砲撃演習は、3年連続で9回目。10日から22日まで行われる予定です。演習は、当初155ミリりゅう弾砲の発射だけとされていましたが、広大な演習場を利用して射程も長くとり、実弾発射回数も大幅に増やしました。沖縄ではやっていなかった小火器や機関銃を使った演習も行われ、夜間にまで拡大しています。

 日本共産党の山下千秋佐世保市議(佐世保原水協理事長)は「日出生台は四千数百ヘクタールにも及ぶ演習場があり、沖縄ではできなかった射程の長い砲撃演習が行われます。市民の安全を脅かす米海兵隊の横暴を許さず、危険な弾薬庫の撤去を求めていこう」と訴えました。

 弾薬を積んだトラックに参加者は「砲撃演習反対」と抗議の声を上げました。