「しんぶん赤旗」2012/1/26
諫早干拓 入植関与で証人尋問 
百条委で堀江県議ら
   国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)の優良営農地に谷川弥一自民党衆院議員と金子原二郎同党参院議員(前県知事)の親族企業「T・G・F」の入植経緯を調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)は23日、第9回会合を開催。

 谷川議員の長男でT・G・Fの谷川喜一前代表と現代表、谷川議員が会長を務めていた谷川建設の社員、谷川議員の元秘書、県農業振興公社の職員の5人を証人尋問しました。

 日本共産党の堀江ひとみ県議は、T・G・Fが農業生産法人の報告書で架空の農作業日数を記載し、虚偽報告を行った事実にふれ、谷川建設社員が専ら報告書作成を担っていた点を指摘。
 「T・G・Fは谷川建設の一部門にすぎない」と追及しました。

 百条委員会では、長崎農業改良普及センターの2006年7月の面談記録にある「谷川会長」の記述が「谷川議員ではないか」と追及。T・G・F関係者らは否定しましたが、参考人の当時のセンター職員は「聞いた通りに書いたので間違いない」とのべ、谷川議員がT・G・F入植に深く関与していた可能性を示唆しました。

 次回会合は2月6日。