「しんぶん赤旗」2011/12/28
被爆地域拡大の要請を
 長崎市民の会が市に

 くらしと地域を考える長崎市民の会(吉田省三代表委員)は26日、「安全・安心の長崎市をつくるための政策要求」を市に申し入れました。

 吉田氏が2012年度政策要求書を企画財政部の小田徹総合企画室長に手渡し、医療や介護保険制度、教育、合併旧町の地域振興など11項目の改善を求めました。

 吉田氏は、原発廃止の問題にふれ、「市長は核兵器廃絶とともに、原発廃止も政府に求めていくべきです」と訴えました。

 医療の問題では、市立病院の独立行政法人化の見直しと医療現場の欠員補充を要求。

 保育改善では、「市民の会」の山本誠一氏が「『新幹線』建設で人口増加をはかるよりも、子育て支援の充実こそ必要」と指摘しました。

 放射線影響研究所が保有する「黒い雨」の1万3000人分のデータについて、山本氏は「被爆地域指定の拡大へ市も政府に要請してほしい」と強く求めました。