「しんぶん赤旗」2011/12/19
石木ダム反対貫き40年  
赤嶺衆院議員・田村比例候補 現地調査、住民と懇談

  日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は17日、石木(いしき)ダム建設予定地(長崎県東彼杵郡川棚町)を調査し、建設反対を求める地元住民と懇談しました。

  同ダムは、「川棚川の治水と佐世保市の利水」を名目に、川棚川の支流の石木川に建設する計画です。地元住民は、「石木ダム建設絶対反対同盟」などを結成し、1972年の予備調査開始以来、約40年もの間、白紙撤回を求めています。

 赤嶺議員は現場を調査後、地元住民26人から話を聞きました。

 「反対同盟」の岩下和雄さんは「佐世保市の水はすでに足りており、市の水需要は年々減少を続けている」と指摘。ダムありきの県の姿勢を批判し、「治水面でも防災効果はない」と訴えました。

 赤嶺議員は「石木ダムのおかしさを社会にアピールしていくことで、国交省に分からせることができる」と激励。地元住民は「4代前の知事の時代からたたかっている。ずっと反対する」と決意を示しました。

 田村貴昭衆院九州ブロック比例候補と山下千秋佐世保市議、久保田和恵川棚町議が参加しました。