「しんぶん赤旗」201112/6/
命を犠牲にする原発産業 
森住氏招き佐世保で講演会

  長崎県佐世保市の原水協と平和委員会は3日、佐世保市にフォトジャーナリストの森住卓氏を招き、講演会「世界の核汚染と福島」を開き、86人が参加しました。
 
 森住氏は、旧ソ連のセミパラチンスク核実験場(現カザフスタン)周辺地域の写真を紹介。

 放射能の影響と見られる六本足の牛や奇形の胎児のホルマリン漬けなど、核汚染の実態や米軍の劣化ウラン弾によるイラクの放射能汚染の広がりを説明しました。

 また、福島原発事故の取材で、チェルノブイリ以上の高い汚染値を計測したことや「原発さえなければ」という抗議のメッセージを残して自殺した酪農家の関係写真などにふれ、「原発は命を犠牲にしなければ成り立たない産業」と批判しました。