「しんぶん赤旗」2011/11/30
「原爆が落ちた時間を意識してほしい」 
長崎「11時02分」写真展

  写真展「11時02分」が29日、長崎市松が枝のナガサキピースミュージアムで始まりました。入館無料、12月18日まで。

 長崎原爆が投下された8月9日午前11時2分に国内外の72人の撮影者がシャッターを切った写真75点を展示。それぞれの地域の今年の「11時2分」を切り取っています。

 「8月9日11時02分にシャッターを切ろう」実行委員会代表の若杉鏡心さん(64)は(写真)、「時間とともに『11時2分』への意識が薄れていることに危機を感じています。その時間に撮影することで、原爆が落ちた時間を意識してほしい」と訴えます。「『今はこんなにも平和ですよ』と原爆犠牲者へのメッセージにもなります。写真を撮ったことのない人も参加してほしい」と呼びかけています。