「しんぶん赤旗」2011/11/27
自然エネ促進政治の責任 
長崎で原発シンポ 笠井議員ら講演

  日本共産党長崎県中部地区委員会は26日、「原発・自然エネルギー問題を考えるシンポジウム」を諫早市内で開き、笠井亮衆院議員、玄海原発対策住民会議の坂本洋前会長、長崎大学環境学部の戸田清教授の3氏が講演しました。
 
笠井氏は「しんぶん赤旗」がスクープして原発再稼働を食い止めることになった九州電力の「やらせメール」にふれ、「原発にやらせやウソがつきものなのは、一度重大事故が起きれば取り返しのつかない危険がつきまとうのに『安全神話』をふりまいてきたからです」と指摘。
 「風力、太陽光、地熱などで電力は賄える潜在的力はある」とのべ、「自然エネルギーの研究は政治の責任」とのべました。

 坂本氏は、巨額の原発マネーで地域を買収し、労働者の被ばくが前提にある原子力産業の異常を批判しました。

 戸田氏は、日本企業が海外に地熱エネルギーの技術を輸出している実例を示し、「日本はすでに自然エネルギーの技術を持っている」と指摘しました。

 参加者からは、「核兵器は原子力の悪用、原発は原子力の誤用という指摘に得心した」、「笠井さん発言は歯切れよく、スジが通っていて聞きやすかった」など、多数の感想が寄せられました。