「しんぶん赤旗」2011/11/22
武装パレード中止を 
共産党が陸自に要求−大村−

 日本共産党長崎県大村市委員会は21日、大村市の陸上自衛隊大村駐屯地が計画している駐屯地内での模擬戦と市中武装パレードの中止を申し入れました。

 模擬戦と武装パレードは、自衛隊の創立記念日に合わせて26、27の両日に行われる予定。武装パレードは市民の生活道路を封鎖し、隊員約700人が迷彩服を着て小銃を携行。戦車と装甲車を走らせ、ヘリを飛ばす計画で軍事演習さながらに実施されます。

 大村市委員会の久野正義委員長(前大村市議)と党中部地区委員の丸谷捷治氏の2人が大村駐屯地を訪ね、柴ア秀典広報室長が応対しました。

 久野氏は「小銃を携行するなどは市民を威圧する行動だ」と指摘。「パレードのためにわざわざ他の場所から戦車を持ってきて披露するというが、日頃の訓練を見せるだけであれば、戦車は必要ない」と中止を迫りましたが、柴ア氏は「自衛隊全体でやっていること」と回答しました。

 丸谷氏は近隣住民の不安を伝え、「空砲であっても住宅地では迷惑。敷地外での訓練は控えるべきだ」と訴えました。