「しんぶん赤旗」2011/11/1
「玄海」再稼働するな 
長崎支社に県革新懇申し入れ

 長崎県革新懇は31日、九州電力「やらせ」の真相究明と玄海原発再稼働中止・廃炉を同長崎支社に申し入れました。

 申し入れは、@「やらせ」の真相と責任を明らかにし九電経営陣を刷新するA原発立地自治体との癒着の真実を明らかにするB冬場の電力不足を再稼働の口実にしないCプルサーマル原発の廃止D原発からの撤退と再生エネルギーの本格的導入―の5点を求めました。

 九電長崎支社企画・総務部の山口和彦広報グループ長は「やらせ」について謝罪。「再稼働の見通しは立っておらず、冬場の電力供給には火力発電の利用などを検討しています」と回答しました。

 長崎県民医連の山崎倉俊さんは「自宅で酸素の医療機器を使っている方にとって、電力供給の不足は命にかかわります。安定供給に全力を尽くしてほしい」と訴えました。

 革新懇の深町孝郎事務局長は「長崎は被爆地です。電力会社は被爆者の気持ちをくんでほしい」と強調しました。