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長崎「新幹線」
決起集会に自治体職員動員
県民の会が県に抗議
長崎「新幹線」の建設中止を求める県民の会は3日、県に対し新幹線総決起大会に自治体職員を動員したことに抗議の申し入れをしました。
同日、長崎新幹線建設期成会(会長・中村法道知事)は九州新幹線長崎ルートの推進を促進する狙いで、過去最大規模の総決起大会を開きました。「県民の会」は、平日の昼間に自治体職員約800人を動員する動きに強く抗議。動員中止と長崎「新幹線」推進をやめることを求めました。
日本共産党の堀江ひとみ県議も同席しました。
「県民の会」代表の大石久仁子さんは「自治体職員の多くは期成会の会員ではなく、大会動員を公務より優先するやり方は、原発をめぐる『やらせ』と同じ」と指摘しました。
県担当者は「大会は2時間程度で公務に支障は出ない。新幹線は県の発展に必要」などと釈明しましたが、大石さんらは「どのように発展するのかも言わず、『新幹線神話』を振りまかないでほしい」と抗議しました。
申し入れ後の会見で、大石さんは「出席者すべてが期成会の会員であるとの誤解を県民に与える恐れがあり、『新幹線』推進の口実にもなり得る」と訴えました。 |