「しんぶん赤旗」2011/10/6
放射性物質検出 検査継続求める
 長崎市に市民の会
  くらしと地域を考える長崎市民の会(吉田省三代表)は3日、長崎市に対し下水汚泥から検出された放射性物質の検査継続などを申し入れました。

 市上下水道局は8月末、中部下水処理場と西部下水処理場の汚泥から微量の放射性ヨウ素131を検出したと発表。福島原発の事故の影響ではなく、主に甲状腺がんの治療など医療目的で使用した放射性ヨウ素が患者から排出されたとして、「健康に影響を及ぼす濃度ではない」としていました。

 申し入れでは「市民が放射能に不安を抱いている」として@下水汚泥検査の継続A医療機関における放射性物質の保管・管理の実態把握と公表―を求めました。

 市民健康部の早田篤理事兼保健所長は「実態把握に努め、必要に応じて公表する」と約束しました。