「しんぶん赤旗」2011/9/28
ボタ流出の危険まだ 
赤嶺議員が現地調査 西海市

  日本共産党の赤嶺政賢衆院議員(写真中央)は28日、長崎県西海市・松島西泊地区で実施中のボタ流出防止環境整備工事現場を調査し、離島振興について住民と懇談しました。

 党西海市委員長の渕瀬栄子氏(元旧大瀬戸町議・写真左)が同行しました。
 
炭鉱だった松島では海岸に積まれたボタ(石炭採掘に伴う捨て石)が波で流出。近くの海岸4万平方bを埋めて排水路がふさがれ、悪臭を放つなどの被害が出ていました。

 渕瀬氏(当時町議)が議会で取り上げ、2004年、05年に赤嶺議員がこの問題で質問主意書を提出。赤嶺議員と渕瀬氏が政府交渉を重ねるなどした結果、産炭地域活性化基金を活用した排水路整備事業が実施され、08年に完成しました。

 現在、西海市はボタ流出防止工事を行っており、今年11月25日に完成予定です。悪臭被害はなくなったものの、ボタ流出はいまだ続いています。

 赤嶺議員らは、西海市及び松島の住民らとそれぞれ懇談。離島の人口対策で1次産業の振興と雇用対策が急務であるなど意見を交換しました。