武装パレードやめよ
 佐世保 自衛隊に平和団体

  長崎県佐世保市の原水協と平和委員会は5日、陸上自衛隊相浦駐屯地が10日に計画している武装パレード中止を同駐屯地に申し入れました。

 陸上自衛隊の武装パレードは、2002年から市政施行100周年記念行事の一環として始まり、毎年行われているもの。今年は佐世保市内の四ヶ町アーケードで実施を予定しています。

 約200人の自衛隊員が迷彩服を着て小銃や機関銃を携行、完全武装した姿で行進します。今年は東日本大震災の「災害支援」に従事した自衛隊員もパレードに参加します。

 申し入れで日本共産党の山下千秋佐世保市議(佐世保原水協理事長)は、自衛隊の災害支援活動は評価しつつ、「銃を携行する意味はなく、その姿は軍隊そのもの」と指摘。

 新日本婦人の会の真如詠子さんは「市民の交流の場である商店街で武装行進を市民がどう受け止めるかを考えてほしい」と訴えました。