「しんぶん赤旗」2011/8/28
人と人とつながりを 
登校拒否・不登校問題でつどい

  登校拒否・不登校問題全国連絡会は27日、長崎県佐世保市内で第16回登校拒否・不登校問題全国のつどいを開きました。

 「全国連絡会」は、登校拒否・不登校問題でひとりぼっちで悩む人をなくそうと1995年に発足。「全国のつどい」は、そんな親や子どもたちの学習と交流の場です。

 「つどい」は、山口修さんのギター演奏と山口純子さんの歌で始まり、実行委員長の澤田修さんが「現代はつながりの薄さから不安を抱く子どもが増えています。つどいには人と人とのつながりをつくっていく原点があります」とあいさつしました。

 大阪千代田短期大学学長の広木克行氏が「『子どもを支える親たちに学び続けて』―親が変わることの意味―」と題して講演。

 広木氏は「親こそ一番の支援者。子どもために自らの生き方を変え、子どもを育てていく必要があります」と不登校の子どもを持つ親を励ましました。

 講演後、家庭や学校を考える基礎講座などの分科会がありました。「つどい」は28日にも分科会が開かれました。